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コラム PPBのメリット・デメリット

オフショア生保で提供しているボンドについての解説です。
フレンズプロビデント、ハンザードやロイヤルスカンディアなどのオフショア生保は名前は違いますが同じような商品構成をラインナップして扱っています。

オフショア生保の提供するボンドには以下の3種類が用意されている事が多いようです。

1、インベストメントボンド(IB)
  保険会社の用意したファンドからのみ選択可能。最低投資額2万ドル〜
2、マネージドポートフォリオボンド(MMB)
  IBで選択できるファンドに加え、他社設定の様々なファンドが組み込み可能。
  最低投資額5万ドル〜
3、パーソナルポートフォリオボンド(PPB)
  MMBで組み込めるファンドに加え株式、債券、外貨などが組み込み可能。
  最低投資額10万ドル〜

PPB同様の仕組みはプライベートバンクにもありますが、100万ドル〜の投資額がないとメリットがないと言われるプライベートバンクに比較して少額からでも始められるので手が届きやすいという特徴があります。

【PPBを利用するメリット】
1、様々な金融商品に投資していても、運用報告書が1枚になって届けられるので
  管理が楽。
  また、売買の指示は保険会社に対して行うのでいちいち個人で手続きをしなくて
  も良い。
2、売買は保険会社の名前で行われるため実際の投資家の名前が表にでないとい
  う秘匿性。
3、売買を繰り返しても1つのボンドの中の話で入出金を伴わないため課税の繰り
  延べができる。
  (税理士によってはこれは違うという見解もあるようです)
4、既に保有しているファンドや株を移管することも可能。
  (デリバティブ、未上場株、ディスクロージャーが徹底していないファンド・オブ・フ
  ァンズや、ヘッジファンドの類は、不可になることもある。)
5、金額によってはファンドの購入手数料がディスカウントされる場合がある。
6、最低投資額の大きいファンドでも少額から購入できる場合がある。

【PPBを利用するデメリット】
1、設立費、管理費がかかる。
  (一例ですが、設立費:当初4年間は年2%(計8%)、管理費:年1.2%など。総
  資産に対してかかる)
2、早期解約控除があるので、短期間で解約する場合は不利。

【補足】
1、共有名義については、PPBのメリットとして喧伝されていますが普通のオフショ
  アファンド、オフショア銀行口座でも大抵は可能です。
2、日本居住者が利用するのは法的にグレーである。海外生保との契約を禁じた
  保険業法186条に抵触する可能性がある。(保険をつけなければ単なる金融
  商品と見なされるのでOKという見解もあります)
なお、保険をつけない商品例として、フレンズプロビデントのキャピタルリダンプションプランがあります。
  これは、生命保険の部分が無く、99年債の形をとります。
  メリットは、保険業法に抵触しないだろうということ、デメリットは、最低投資額がGBP100,000からになる(生命保険つきプランの場合GBP35,000から可能)こと。

【PPBがメリットを発揮できるのは】
1、完全に投資先を隠したいとき。
2、頻繁に売買を繰り返したいとき。
3、PPB経由でないとアクセスできないファンドに投資したいとき。
  (売買は保険会社名義なので、日本居住者が購入できないものでもOK)
4、手数料を考えれば、おおよそ投資額20万ドル〜。


頻繁に売買せず、5ファンド程度を長期で持つつもりなら敢えてPPBにするメリットは特にないようです。
必要になった時点でPPBを設立しても遅くはありませんので。


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