海外投資業者情報
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コラム オフショアファンドの資金の流れ

〜ある方から情報提供があったものです〜

海外の知識層・富裕層が、わざわざスイスやオフショア金融センターで資産保全を図る理由の一つに、[顧客資産の分別管理]が徹底されていること、が挙げられます。

日本では、2000年になってようやく、証券会社等が預かる顧客資産の分別管理が法制度化されましたが、それ以前は、顧客資産である株券を勝手に使い込んだり、自己勘定取引の損失を、利益の出ている顧客勘定で穴埋めしたり(あるいはその逆が行われたり)、非常にずさんな管理が続いていました。

また、銀行でも、一般の商業銀行では、集めた預金が、預金者の番号別に金庫に眠っているわけではなく、企業向けの融資(不良債権になる可能性もあります)や、持ち合い株の購入(損失覚悟で保有せざるを得ない場合もあります)等、預金者がその内訳を知らされることのない先へ、勝手に振り分けられます。

よって、日本の金融機関が破綻した場合、顧客資産に欠損が生じる可能性が非常に大きいのが現実です。

一方、スイスやオフショア金融センターでは、プライベート・バンクや、オフショア生命保険会社、オフショア・ファンド等に見られるように、顧客資産と、管理・保管専門の金融機関(カストディー銀行、生保、信託会社など)、運用指示を出す資産運用会社(ファンドマネジャー、投資アドバイザー等)の関係は完全に独立しており、預けられた資金が、勝手に持ち出されたり、予め決められた運用先以外に投資されたりすることを防ぐ仕組が確立されています。

以下は、ファンド(投資信託)の分別管理の概要図です:


カストディー銀行の役割は、自行の自己勘定とは別に:
・ ファンド運用会社の指示が、目論見書に違反していないかどうかを確認した上で、投資の実務を実行
・ 投資の結果として、株券、債券、受益証券、登録証書等を保管・管理
・ 個々の資産の現在価値を計算し、各種手数料を差し引いた後の純資産価格(ファンド価格)を算出
・ 上記内容と、ファンド会社からの運用指示との照合、モニタリング
を行います。

顧客資産は、ファンド運用会社の法人口座には入りませんので、ファンド運用会社がこれを悪用したり、流用・搾取したりすることはできません。全ての顧客資産は、直接、カストディー銀行内に開設されたファンド管理用の信託口座に入ります。

仮に、ファンドマネジャーの一人が、カストディー銀行に向かって、USD1,000,000を自分名義の口座、あるいは自分が作ったどこかの会社名義の口座へ振り込むように指示しても、カストディー銀行は、この指示には従えません。

図でも一目瞭然のように、顧客資産は、一度もファンド運用会社の手に触れることなく、全く第3者のカストディー銀行にて保管・分別管理されます。

また、このカストディー銀行も、自己勘定とは別に顧客勘定として預かり資産を保管しますので、仮に、カストディー銀行が破綻したとしても、顧客勘定を勝手に処分して債務者に弁済することはできません。

投資アドバイザー(IFA)に至っては、相談に乗るだけの助言業務ですから、ここが破綻しようと、顧客資産に全く影響がないのは明白です。

よって、必ず、この顧客資産の分別管理の仕組を御理解頂き、ファンド運用会社、カストディー銀行、投資アドバイザー(IFA)の破綻によって顧客資産が影響を受けるものではないことをご確認くださいませ。



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